「グリムジョーの部屋でゆっくりすれば?」


市丸先生の言葉で、あたしは固まった。



破面舞踏会 09
「いえ、あの!あたしはもう用が済んだので、帰ります!!」 「え〜?いいやん、せっかく来たんやし、ごゆっくりwしていき〜や〜〜ww」 「だ、だから、いいですって!!」 何、焦ってるんだろ、あたし・・・。 顔も真っ赤になった。何で、真っ赤になるのよ!? ビックリしたあたしは、はぁっとため息をついた。 リビングに出て行った、市丸先生にどこかホっとしたあたしは、ソファーから立ち上がり キッチンにいる、東仙先生に挨拶し、リビングを出た。 すると、階段から下りてきたグリムジョーがあたしの前に来た。 しかも、私服に着替えていて、黒のスエット姿だった。 (なんか、スエット姿もカッコイイな・・・) などと、バカなことを考えてたあたしは、すぐに首をぶるぶると横に降った。 「、帰るのか?」 「あ、うん。ちゃんと市丸先生にも断ったしね。」 「そっか。じゃあ送っていくぜ」 「いいよ!あたし一人で「送る」」 あたしの、言葉を遮ってグリムジョーは強制的に「送る」っと言った。 あたしは、苦笑しながらも心の中では、(やった)っと思った自分がいた。 靴を履き替えると、階段から、コーヒーカップを持って下りてきた 藍染さんが来た。 「あ、さんもう帰るのかい?」 「ハイ。お邪魔しました^^」 「いえいえ、またいつでも遊びにおいで。ボクもグリムジョーも喜ぶからさ」 「っ!、行くぞ!」 「え!?ちょ、グリムジョー!」 突然、腕をつかまれ、慌てて外に出たあたしは、「お邪魔しました!!」っと いい、グリムジョーの家を後にした。 「やれやれ、あの子も素直じゃないなー。まあ可愛い彼女が来てくれてよかったよ」 と、にっこりと笑った藍染はリビングへ向かった。 ++++++++++++++++++++++++++++++++ 藍染のヤロウ、変なこと言いやがって!! 何考えてんだよ・・・んなこと言うな///// 俺は、顔を赤くしながら、足早に家を飛び出した。 「グリムジョーー!」 「あぁ?」 「・・・手、痛い・・・」 「あ・・・いや、悪りぃ・・・」 俺は、自分のことしか考えてなくて、の細い腕を力強く握っていた。 の腕には、赤い手の痕が残っていた。 「しっかし、力強いなー・・・男の子は」 「だから、ごめんって」 「・・・やだ」 「あぁ??」 は、意地悪く笑うと、「許してほしいなら、あたしの1つだけのお願い聞いて?」 と、小首をかしげて、お願いしたに、俺はため息をついて「わかった」っと言った。 「で、なんだよ、・・・おまえの願いって・・・」 「その、『』って言い方がやだ。」 「あぁ?何がだよ・・・・」 「だからー!苗字で呼ぶのはやめて。あたしは・・・下の名前で呼んでほしい。 ほら、あたしだって、グリムジョーのことを、ジャガージャックなんて呼んでないじゃない?」 「・・・わかった。」 「じゃあ、名前で呼んで?」 小首をかしげた、にドキっとしながらも、俺はから目線を反らし 少し顔を赤く染めて、小さな声で言った。 「・・・・・・・」 「え?聞こえない!もう少し大きな声で・・・」 「」 「・・・・・うん。じゃあ、許す」 えへへっと笑った、、いや・・・に俺はため息をついた。 は満足そうに笑うと、「ありがとう」っと言った。 それから、2人で歩いて、の家の前に来た。 「今日はありがとうね。あの・・・本当に君と踊れるなんて、うれしいよ。」 「そうか。ま、このパンダのぬいぐるみで練習したかいがあったな」 「ちょ!!だから、もうそれはやめてよ/////」 俺は、のパンダのぬいぐるみを渡すと、アイツは顔を真っ赤にして 「イジワル」っと言った。 「ああ、イジワルで結構だ。じゃあな・・・」 「うん、おやすみ。グリムジョー」 は、手を振ると、家へ入っていった。 俺は、彼女が家に入ってから、少しの間だけ、の家を見ていた。 「・・・か。なんか、恥ずかしいな・・・」 初めて、女を下の名前で呼んだ。 どことなく、もどかしくて、うれしくて・・・俺は、そっと微笑んで、自分の家へ戻った。
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