つるりん
「ねえ一角・・・」
「なんだよ?」
「なんでアンタって頭ツルツルなの?」
ツルリン
わたしがはじめて、一角と出会ったのは、あたしが十一番隊に入隊したときのこと・・・
十一番隊はその、見た目はちょっと悪い系の人ばっかで
本当になんであたしのような真面目ちゃんなのに、ここに来たのだろうと
内心ものすごーく思った。
そして、入隊して、私が公園で昼ごはんを一人で食べてると・・・・来た・・・。
『ふぁーー・・・眠いな〜』
『おい、そこの女・・・』
『・・・はい?・・・・!!』
『おまえ、お茶あるか?』
私は、あくびをしていたら、いきなり、頭上で声がしたので見上げると
そこに居たのは太陽の逆光を浴びていたので、顔があんまりはっきりと
見えなかったけど、私は見てしまった・・・
あのツルツルを・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
あのツルツルーーーーっとした頭!
太陽にあたって照らし出されて、ピカーンと光った頭・・・
あれを見て、私は一気に眠気が冷めて、思いっきり
目を見開いた。
『・・・・・・ハ・・・・ゲ・・・・・・・・・・・』
『!だ〜〜〜れが・・・ハゲだとゴルァ!』
彼の第一印象・・・ツルツルの頭・・・
そして、現在もなぜ彼がツルツルなのか不明・・・。
弓親いわく、『ああ、一角は十円ハゲだったんで、ツルツルにしたんだよ』
だって・・・・。
「あのね、一角、弓親が言うには、あんたは十円ハゲだったんだけど
嫌だから全部そってしまって、現在に至るって言ってたけど、それって本当?」
「(弓親のやろう・・・に変なこと吹き込みやがって・・・
見つけたらぶっ飛ばす)んな、ことあるわけねえだろうが!」
「じゃあ、なんでハゲてるの?」
「だーからーハゲじゃねえってんだろ!」
一角はあたしの頭をぎゅうううっと抑えて言った。
「てめえは、このまま毎日1センチずつ縮んで、最後には消滅しやがれ、クソ女」
「はあ?うっさいわよ、ハゲ!!!」
「ハゲじゃねえ!!」
あたしと一角の醜い争いに、十一番隊の人たちは
あたしたちの周りから引いていた。
毎日こんな喧嘩してても、別に楽しくない。
ただ、なんでツルツルなのか知りたいだけなのに・・・
そんな怒らないでよ・・・。
「一角・・・」
「なんだよ?」
一角はとっても不機嫌だと言いたげな顔であたしを見た。
「怒ってる?」
「別に・・・・」
「ごめん・・・」
「別に謝らなくていいって・・・」
一角はニっと笑ってあたしの頭を撫でてくれた。
あたしも笑った。なんだかんだ言って、一角も、あたしと言い合いしてて
楽しいのかな?
まあ、今日だけはツルツルのことを言うのはやめよ・・・。
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