駅のホーム
学校から、駅のホームへ向かう途中、ipodを鞄から取り出し、耳につけて 携帯を取り出し、駅まで向かった。 (あー・・・もう彼氏と別れて1ヶ月か・・・) 中2の頃からずっと付き合っていた、彼氏に1ヶ月前、別れ話をつきつけられた。 あたしは、正直ものすっごく好きで、元彼はルックスもよければ、やさしくて、かっこよくて 何もかも100%で、一途だった人なのに、「好きな人が出来た」っとか言って、強制的に別れさせられた。 しかも、元彼とは、高校が同じで同期だから、廊下ですれ違うことも多くて すれ違ったら、なんだか気まずいんだよな〜・・・ しかも、ムコウはもう好きな子と付き合ってるし、二人並んで歩いてると、胸が痛くなる。 (あたしも早く、彼氏見つけて、この恋からおさらばしないと) はあっと、ため息をついて駅の近くにある、コンビニに寄って、牛乳パックで売ってる LIPTONの紅茶を買って、そのまま駅へ向かった。 駅のホームに同じ高校の生徒たちがいっぱい居た。 (ダルッ・・・一番前に行こう・・・) あたしは早歩きで、一番前のホームに向かおうと思ったが、それさえもしんどくなり 階段、近くにあるベンチに腰かけ、さっき買ったLIPTONの紅茶を口にした。 (それにしても、さっきからカップル多いな・・・) 駅のホームでは、何かとカップルが多い。 あたしは、眉間に皺を寄せて思った。 (居心地わる!!) だんだんとイライラしてきた、あたしは立ち上がろうとした瞬間 隣に、誰かが座った。 「よっこらせー。あー・・・ダル」 「・・・?平子??」 「ん〜?あー・・・何や、やないけ」 ダルそうに、あたしの方を振り向いたのは、同じクラスの平子真子だった。 夏休み明けに、転校してきて、よく同じクラスの黒崎に絡んでる男。 あれ?コイツ、電車だっけ?? あたしは、小首をかしげた。 「、おまえええもん持ってるやんけ」 「え?ちょ!?って、あーーー!!!」 突然、あたしが手に持っていた、LIPTONの紅茶をストローに口つけて、飲んだ。 (これって、間接チュー!?) そう思ったあたしは、顔を真っ赤にさせて、口をパクパクさせた。 今のこの年で、たかが間接キスくらいで、驚くのはおかしいんだけど、このときだけは驚いた。 それで、顔が赤くなった。 「ありがと。ん?どうしてん、?顔赤いで??」 「あ・・・うん////」 多分、平子は今の行動は無意識のうちにやったんだと思うけど あたしは、今のはとても意識してしまった。 (嘘・・・ありえない・・・////) 紅茶を受け取ると、あたしはハァっとため息をついた。 「何や、ため息なんかして。ため息すると、幸せ逃げるねんで」 「う・・・わかってるよー・・・」 そう言うと、あたしはストローで紅茶を飲んだ。 「でね〜」 「へーそうなんだー」 突然、階段から楽しげな声が聞こえて、そちらを向くと、そこには 元彼が居た。 しかも、元彼と楽しげに帰っている彼女つき。 「あ・・・・」 「どないしたん?」 「あれ・・・元彼」 「・・・ふーん・・・」 あたしが、指を刺すと、平子は「ふーん」っと興味なさそうにうなずいた。 最悪・・・なんで、こんなときに会うの? せっかく、平子と話していたのに・・・なんで・・・・ そう考えていると、元彼はあたしの視線に気がついたのか、あたしの方を見た。 そして、彼から楽しげな笑顔が消えた。 「・・・」 「え???・・・あ・・・(元彼だ・・・)」 女の方も、笑顔が消え、彼の顔を覗き込んだ。 最悪・・・最悪・・・なんで、階段で立ち止まるの?? 早く行ってよ。 そう思って、目線を反らそうと思っても、そらせない。 誰か、誰か、助けてよ。こんな空間要らない!! 「あ、!!おまえ、何の曲聴いてるん?俺にも聞かしてえや」 「え?」 突然、平子があたしに話しかけ、あたしの耳につけてあった イヤホンをとり、自分の耳につけた。 「あ・・・////」 「こっち、向け」 突然、あたしの顎に手をやり、クイっと平子の方を強制的に振り向かせられた。 ドキッ。 心臓が高鳴った。 あたしと平子の顔のキョリは本当に、お互いの息がかかるくらいのキョリになっていた。 あたしは、顔を赤くして、彼を凝視してしまった。 彼は、下をうつむき、そしてあたしの方を見た。 お互いの目が、お互いの顔を映し、そして息がかかるくらいのキョリ・・・。 これが、何時まで続いたのか、わかんない。 それが、一瞬だったのか、それともかなり長かったのか、それすら覚えてない。 「この曲、ええな」 「え?」 ドキッ。 また、心臓が高鳴った。 それは、今度はいつの間にか、お互いの唇が重ねあっていたこと。 ビーンっと電車が通り過ぎていき、ホームに轟音が響き渡った。 「んぅ・・・/////」 「・・・・」 そっと唇が離れたのは、電車が通り過ぎたときのことだった。 「ちょ!!何よ、あれ〜〜!!!」 「あ・・・ああ・・・・」 あたしの後ろでは、元彼と、元彼の彼女が目を丸くしていた。 女のほうは、甲高い怒鳴り声をして、彼氏の腕をぶらぶら揺らし、あたしたちを指さして、なにやら怒ってる。 元彼は、見とれていたのか、はっと我に帰り 彼女をなだめようとしている。 「あんなの!!見せつけてるだけじゃない!!!」 「いや、そんなことは・・・」 「なんで、元彼女をかばうの??信じらんない!!」 「あ、違うってば!!」 後ろでは、カップルのケンカがはじまり、彼女は怒って、元彼より先に歩き 元彼は、彼女を慌てて追いかける。 何、あのカッコ悪い姿。 あたしが惚れたのって、あんなヘタレだったけ? っと思ったが、そんなことより、目の前に居る男のほうが気になって 頭は、目の前の男にばっか考えていた。 「あの、今のって・・・」 「キスやけど?何やったら、もう一度するか?」 「い、いらない!!」 あたしは、顔を真っ赤にして、首を横にふった。 すると、平子は大笑いし始めた。 「何笑ってんのよ!!」 「あははは!!おまえ、顔真っ赤や!!」 「うるさ〜〜〜い!!何で、あたしにこんなことを・・・///// カップルでも何にもないのに!!」 あたしはベンチから立ち上がって、平子に言った。 平子は、ふぅっと一息つくと、「まあ、そんな怒るなや」っと言った。 「まあ、そんな怒るなや」ってあんた・・・。 いくら、あたしが今彼氏居ないからって、不意打ちにもほどがある! そう思ったが、あたしは怒る気にもなれず、ベンチにもう一度座った。 「あんな、俺がにキスしたんわ、おまえの元彼見てるとな、イライラしてん」 「え?イライラ?」 「そう・・・なんつーの?おまえみたいな、ええ女がおるのに、平気でちゃう女とおるの 見たら、こう、ギャフン!っと言わせたかったみたいな?」 「は・・・はあ・・・」 あたしは、平子の言ってる意味がわからなくて、首をかしげて ともかく、カクカクっと首を縦に振った。 「まあ、まとめると、あたしをかばってくれた?」 「な!?////ちゃうわ!!ちゃう!!・・・・そう/////」 突然、顔を赤くして、違うっという平子が面白くて、からかいたくなった。 「あのさ〜、平子・・・もしかして、あたしにやきもち焼いた?」 「な!?あほか!俺が、何でにやきもち焼かなあかんねん!!」 必死に弁明する姿が、面白くて、あたしはついつい吹き出した。 「もう、笑うな!!」 「あははは!本当に、平子面白いや〜^^」 「うっさいわ!」 あたしはお腹を抱えて笑った。 平子は、顔を真っ赤にしながら、必死で弁明した。 そんな楽しい時間が流れるのは早くて、あっという間に電車が来た。 「あ、電車来た。これ乗る?」 「うん、そやな。乗るわ。」 平子も立ち上がると、鞄を持った。 そして、耳につけていた、イヤホンを返し、あたしもIPODを止めた。 「じゃあ、行くか」 「そだね」 あたしはにっこりと笑うと、平子は顔を赤くして目線をそらした。 そのとき、あたしの手を握った平子は、電車に乗った。 あたしは、ビックリして、平子を見た。 「あの、手!」 「うるさいな〜。キスしたんやから、手ぐらい握ってええやろ?」 「そういう問題じゃない////」 「さっき、俺をからかった、仕返しや」 「う・・・」 そういわれ、あたしは言葉が息詰まった。 そして、電車に乗り込むと、そのまま平子はずっとあたしの手を握っていた。 平子の手は暖かくて、元彼よりも、とっても素敵な手だった。 その握った手を見て、あたしはまた顔を赤く染めた。 END 学生平子とヒロインのやりとりでした。 こんな甘酸っぱい青春って素敵ですよねww
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