君の手とあたしの手
「寒い・・・真子・・・寒いよー;;」
「俺だって寒いっちゅーねん」
「むぅ〜〜じゃあ、手ぐらい繋いでよ!!」
「あ、あほぅ!そ・・・そんなん恥ずかしいやないか/////」
それは、2月を過ぎたある日のこと。
学校帰りに、同じクラスで恋人である平子真子といっしょに帰っていた。
2月となると、外は肌寒くカラクラ町にも冷たい風が吹くようになった。
今日は、手袋を忘れたので手が無性に寒い。
コートのポケットに手を突っ込んでいるけど、どことなく寂しいし寒い。
首元は赤のマフラーをしているから寒くないけど・・・。
あたしの横で歩いている、真子もまた手袋を忘れてコートのポケットに手を突っ込んでいる。
(なんでかなー?なんで一緒に手を繋いでくれないの??
恥ずかしいから?でも・・・あたし達以外には誰もいないよ?)
そう思って、少し残念に思いながらあたし達は、黙ったまま歩いていた。
すると、突然真子が立ち止まった。
「真子?どうしたの??」
「あーーー・・・、そんな顔すんなよなー」
「え?」
「・・・余計に、手繋ぎにくくなったやんけ」
「なっ!!でも、真子が!!」
グイ。
無理矢理ポケットに突っ込んでいた右手をポケットから引っ張りだされて
真子の冷たい手があたしの手を握った。
「!!!」
「・・・、ごめん。俺・・・こんなんあんま、得意ちゃうってか・・・恥ずかしいから・・・
どういうタイミングですればええか分からんかったから・・・ごめんな」
「あ、ううん・・・いいよ。真子が手を握ってくれたから、暖かい」
真子に微笑むと、真子は顔を赤くしながら
「よーし、帰るぞー」っと言ってしっかりとあたしの手を握りながら先を歩いた。
そんな彼を見ながら、あたしは心の中で思った。
真子の手・・・暖かいね。
と。
END
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