スーツ姿はイイ!!
「スーツ姿って・・・そそるよねー」 「はぁ?」 自分の事務の仕事をサボって、男性のファッション雑誌を見ながら、ニヤけている 女に、俺はついつい「はぁ?」っと言ってしまった。 「な!何勝手にあたしの独り事を聞いてるんですか!修兵さん!」 「いや・・・おまえが、仕事サボって、男性のファッション雑誌なんて見て ニヤけてるから、ついついツッコんだんだよ・・・・ってか、、仕事しろ、仕事!」 「いーやです!あたしは、今真剣なんですから!」 (どこがだよ・・・) 俺は、はぁっとため息をついて、自分のデスクから立ち上がり、の見ていた雑誌を取り上げた。 「あーーー!!何するんですか!?ちょ、返してくださいよ!!」 は、椅子から勢いよく立ち上がり、俺の手に持っている雑誌を取ろうとするが と俺の身長差では、届くはずがない。 俺は、雑誌を天井に向けて、見てみると中身は 現世の男がスーツっていうやつを着ていた。 (こんなのどこがいいんだ?) そう思ったら、ひょいっとジャンプしては俺の手の中にあった、雑誌を取った。 「あ・・・」俺は、少し遅れて、雑誌に取られたことに気がついた。 「もう!!・・・修兵さん・・・イジワルです」 「もう取り上げねえから、ちゃんと仕事しろよ・・・」 今にも泣きそうなに、俺はため息をついて、ポンポンっとの頭を撫でて 自分のデスクに戻り、再び仕事を始めた。 +++++++++++++++++++++++++++++++ 夜になり、やっと仕事が終わり自室に戻って、死覇装を脱ぎ 白い寝巻き用の浴衣に着替えて、俺はそのまま布団に倒れた。 「疲れた・・・」 そう呟き、重い瞼を閉じようとしたとき、部屋の外で誰かの気配が感じた。 (誰だ?俺は疲れてるんだ・・・用があるなら、明日にしてくれ・・・) 心の中で思って、目を閉じようとしたとき、外から声が聞こえた。 「しゅーへーさーん。起きていますか〜??」 「っ!!」 俺は、布団から飛び上がって、襖を勢いよくあけた。 「あ、どうもでーす」 「おまえ・・・何しに来たんだ?」 「あの〜、修兵さんに是非ともこれを着てほしいと思って、もって来ました」 ガサゴソと紙袋から、何かを取り出している、に嫌な予感がよぎった。 というより、この場合の嫌な予感というのは、だいたいが当たるんだよな・・・。 「はい、これ!」 「あ・・・・これって・・・」 自分の手元には、きれいにアイロンされ、たたまれたスーツがあった。 俺は、そのスーツを受け取ったまま、硬直した。 硬直した俺を無視して、はぺちゃくちゃと話し始めた。 「修兵さん!あたし、すっごく悩んでたんですが、修兵さんはぜ〜〜〜ったいに スーツが似合うと思うんですよ!だから〜、明日それ着て出勤してくれませんか??」 無邪気に微笑んで、聞いてくるをよそに、俺はずっと固まったままだった。 その固まった俺を無視して、また彼女は話し始める。 「あ、いいですか!やった〜〜wwじゃあ、明日おねがいしますね〜〜♪」 可愛く微笑んで、「おやすみなさーい」っと言って、自室に帰っていった に、俺はやっと意識が戻り、慌てて叫んだ。 「誰も良いとは言ってねえ!!!!!!!!」 そう叫んでも、返事は返ってこなく、後々残るのは、絶望感だけだった。 「クソ・・・ふざけやがって・・・・。こんなの・・・こんなの・・・!!」 「着ない」そう言葉にしようとしたが、無邪気なの笑顔があまりにも可愛くて 俺は、投げ捨てようとしたスーツをそっと、ミニテーブルの上へ置き、その前で正座して、ガクっと肩を落とした。 「これは、可愛い部下のためだよな・・・そうだよな・・・。 俺は、のことは、恋愛とかそういうなんじゃなくて、ただの部下で・・・」 そう悩んでいるうちに、俺はいつの間にか眠ってしまった。 ++++++++++++++++++++++++++++++++++ 黒のスーツというものに、腕を通すと、なんだか肩っ苦しいようにも思えたが なんだか、しっくりきているみたいで、自分で言うのもなんだが、結構似合っていると思った。 「・・・って、何やってんだろ、俺・・・・」 自画自賛してどうすんだよ、っと内心思いながら、ガクっと肩を落とし自室を出た。 隊舎の廊下を歩いていると、みんなが、「なんだあれ?」っというような 目線で俺を見てきて、中には、ヒソヒソと小声で話している奴もいた。 俺は、細い目で、そいつらにガンを飛ばすと、そいつらは一目散に逃げていった。 (あー・・・恥ずかしい・・・早めに執務室へ急ごう・・・) 顔を赤くして、早歩きで執務室へと向かった。 「あ〜〜〜!!しゅうーへーーーさん!!やっぱり、あたしの思ったとおり、すてき〜〜ww」 目をキラキラと輝かせた、は「ありがとうございます〜〜」っとうれしそうに言った。 グルリと俺の前を1周して「素敵だよ〜〜ww」なんて言った。 「なあ、・・・」 「はい、何でしょう?」 くりくりの目を上目遣いで俺を見たに、俺は彼女を自分のほうへ抱き寄せた。 突然のことに、はビクリと肩を震わせた。 「あああああの、修兵さん?」 「おまえ、これを俺に着させたんだから、何か俺にも報酬かなんかくれよ」 「えええ!?あの、あたしお金ないです」 「金じゃない・・・おまえがほしい・・・」 「ひっ!あああああたし、ですか!?」 目を見開いて、顔を真っ赤にして、俺を見上げるが面白くて、俺はプっと吹き出した。 「何、笑ってるんですか!?」 「いや、悪い・・・じゃあ、おまえをもらうぜ?」 「あああの・・・だから〜〜〜・・・・!!!」 の顎をクイっとあげ、わざと「ちゅ」っと音が鳴るキスをした。 唇を離すと、は顔を真っ赤にして、ボフっと俺のスーツに顔を埋めた。 「あの、急すぎます・・・修兵さん。というか、誰もキスしていいなんて言ってないです。」 「おまえも、俺がスーツを着ていいなんて言ってないのに、無理矢理着させただろ? それと同じだ・・・」 「うぅ・・・。でも、あたしをもらうんですか?」 「もちろん、おまえが俺の報酬だ」 顔を赤くして、は小声で「修兵さんが、これからのあたしの彼氏・・・・」 っと呟いた。 俺も今頭の中で実感したが、これからは俺の彼女になるということか。 うれしいような、複雑なような・・・この甘い気持ちに俺は、モヤモヤしていた。 「これから、よろしくな、」 「ハイ・・・よろしくです。修兵・・・」 END 長いな、このネタ。 修兵すあんには、絶対にスーツ似合うよな〜っと思って 書いたネタでした。
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