せんこう花火の願い事
「修兵!花火やろ!」 「あぁ?花火??」 「そう、花火」 執務室で、俺は書類の整理をしていると、六番隊の俺の彼女のが 現世で買ってきた花火を持って、満面の笑みで俺に見せた。 そして、子供のような無邪気な笑みで「花火やろう!」っと言った。 「おまえな・・・他の隊舎にわざわざ来て、いきなり花火はねえだろ?」 「いいじゃん!しようよ!しゅ〜へい!今日はお仕事終わり!ね?早く〜〜」 「・・・はぁ、わかった」 の笑顔にやられた、俺は書類をかたづけて、といっしょに執務室を出た。 東仙隊長が居なくなって、もう1ヶ月が経った。 俺は、隊長の分までの仕事をしているから、本当に忙しくて、毎日に会ってもなかった。 も、で六番隊の第3席ってことで、副隊長の阿散井が現世に行ったから その分まで、仕事に追われて、忙しかったみたいだ。 だから、俺たちが会うのは本当に久しぶりで、なんだか、照れくさい・・・。 「ね〜・・・修兵」 「あ?何だ?」 「この場所で花火しようよ」 「ここでか??」 は、九番隊隊舎の近くの川原で、花火がしたいと言った。 まあ、いいか・・・ここなら静かだし、きれいだもんな。 「ハイ。この花火きれいなんだよ」 「これって、せんこう花火ってやつか?」 「そう!恋次がね、こっちに帰ってきたときにくれたの!ねえ、いっしょにしようよ」 「ああ、いいぜ」 に渡された、せんこう花火を受け取って、俺は火をつけた。 せんこう花火はパチパチといいながら、まるで花のような形で、きれいな光を放っていた。 「へー・・・結構きれいだな、・・・?」 「ん?あ、ごめん。聞いてなかった。ちょっとお願いしていたから・・・」 「お願い?」 「うん・・・あのね、せんこう花火の玉がね、お願いをしているときの10秒間落ちなかったら その願いが叶うんだってさ〜。」 「そうなのか・・・おまえ、何願ったんだ?」 「ん?それはね〜・・・」 スゥ。・・・・ピタ。 が、願い事を言おうとしたとき、俺のせんこう花火が消えた。 っというか、きれいな玉が地面に落ちた。 美しかった光はすぅっと消え、丸い玉も闇に消えた。 「あ・・・消えた」 「本当だ・・・あ!あたしのも消えちゃった」 の持っていた、せんこう花火の玉も、地面に落ちた。 すぐに落ちる、せんこう花火。もう二度と光ることのない、むなしいもの。 「あ〜・・・でもキレイだったね」 「そうだな。他にはねえのか?」 「うん、これだけ・・・」 は「もっとしたかったな〜」っと残念そうに言った。 俺は、そっとの頭を撫でた。 「今度は俺が現世に行ったら、買ってきてやるよ。だから、いっしょにしようぜ」 「お願い・・・叶っちゃった」 「え?」 は、パアっと笑顔になって「お願い叶った!!」っと言って 俺に抱きついた。俺は何がなんだかわからずに居ると、が答えた。 「あのね、修兵!あたしがお願いしたのは『どうか、また修兵とせんこう花火できますように』って ことなの。それが、今叶った!うわ〜〜とってもうれしい!」 「・・・」 は、にっこりと笑って「修兵ありがとう」っと言った。 ありがとう・・・っか。いや、俺のほうがありがとうかもな。 おまえみたいな可愛い彼女といっしょにこうやって、せんこう花火ができるなんて・・・ 俺は、クスリと笑って、そのままにキスした。 「修兵・・・」 「また、やろうな。せんこう花火」 「うん!やろう!」 せんこう花火の願い事か・・・ 今度もしやるんなら、俺もそのときは願い事をするさ。 『ずっと、おまえのそばにいれるように』っと・・・。 END ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー せんこう花火のお願い事って、本当に叶うみたいなんですよね。 これ、友達としましたよ、昔ね!1度は修兵もこういう お願い事してほしいな〜って思いました。 ここまで読んでくださり、ありがとうございました^^ 2006年 9月3日 さおり
2style.net