敵なのにね
「っ・・・・」
起き上がろうとしたら、突然腰に激しい痛みが走った。
そして、起き上がろうとしたが、あまりにも腰の痛さとダルイ体にまたベッドにもどった。
「痛い・・・というか、なぜ俺様は体が痛いのだ?」
頭に?マークを浮かべたバイキンマンは、シーツにくるまって、何回も考えたが思い出せない。
しかもなぜ全裸なのだ?わけわからない。
体中には、なぜかキスマークがあるし・・・・
どうなっているのだ?っと小首をかしげた刹那、バイキンマンの後ろで何かが動いた。
「・・・えっ?」
後ろを振り返ろうとしたとき、後ろにいる“何か”の腕が、バイキンマンの体を抱きしめた。
「ひっ!」
体格のいい腕に抱き寄せられ、後ろにいる“何か”が自分の背中に顔をうずめた。
自分は、華奢な体で、全体が細くて、色白という男にしては最悪な体だが
後ろにいる“何か”は、男があこがれる体格だった。
「誰だ!おい、後ろにいるやつ!離せ!!」
「・・・いい香りだね。君の髪は」
「っ!」
突然、聞き覚えのある声に、バイキンマンの体は硬直した。
というか・・・なぜ、おまえがここにいるのだ??
バイキンマンは、恐る恐る後ろを振り向いた。
そこには、間近で自分を抱きしめて「やあ、バイキンマン」っとにっこりと
キレイな笑顔を向けたアンパンマンがいた。
思考回路停止。
「・・・きゃーーーー!!アンパンマン!」
「うるさいよ、バイキンマン」
バイキンマンは、慌てて上半身を起こし、シーツを抱きしめて、涙目で横で寝転がっている
アンパンマンを睨んだ。
アンパンマンは、冷笑して「何、驚いているんの?」っと言った。
まさか、まさか、俺様はこいつと・・・関係を持ってしまったのか!?
たちまち、白いバイキンマンの顔はますます青白くなり、またベッドへ倒れこんだ。
(俺様が・・・なんで、なんでコイツと!!)
しかも、なぜ敵と体の関係を持たなければならないのだ。
因縁のやつと!!昨日の記憶もないバイキンマンは、ショックでガクっと肩を落とした。
そんな彼に、アンパンマンは起き上がり、バイキンマンの上に馬乗りし、そっと彼の唇に己の唇を重ねた。
「!?」
突然のキスに、バイキンマンは硬直して、目を見開いていた。
そんな彼の反応に楽しむように、アンパンマンは、黒いバイキンマンの髪を撫でて
深いキスをする。
「んぅ・・・ふぅ・・・」
バイキンマンは息をしようと、口を開けたらそこからアンパンマンの長い舌が侵入し
バイキンマンの口内を犯す。
バイキンマンの舌は、必死にアンパンマンの舌から逃れようとしたが
それも意味がなく、アンパンの長い舌に絡まされ、くちゅくちゅといやらしい音を立てられている。
それにバイキンマンは、恥ずかしくなって目をぎゅっとつむって
いやらしい音から逃れようと、手を耳に押さえようとしたが、アンパンマンの手に押さえられる。
「んひゃぁ・・・うんぁ・・・」
やっと唇を離され、バイキンマンは肩で息をして、涙目になりながら
アンパンマンを睨んでいる。
「そんなに睨んだって、可愛いだけだよ」
「っ〜〜〜アンパンマン、ぶっとばす!」
「できるものなら、やってみなよ」
意地悪い笑みで笑った、アンパンマンにバイキンマンはバイキンパンチをしたが
それさえもアンパンマンの大きな手で、押さえつけられ、そのままアンパンマンは
ちゅっと音を立ててキスをした。
「昨日の君はすごかったのにね」
「っ!どういうことだよ!?」
頭上で言った、アンパンマンに、バイキンマンは唇をかみしめた。
こいつは、何を言っているのだ?
なぜ、俺様たちはこうなったのだ??
頭が真っ白になっていると、アンパンマンは淡々としゃべった。
「昨日さ、君が町で暴れたでしょ?そのあと僕が正義の為に、現れて君を『アーンパンチ』なんて言って
君をいつもどおりにパンチしたら、君はまあ体がボロボロでさー・・・
そのあと僕がパン工場に連れて帰って、君をわざわざ治療してあげたら、無性に君を犯したくなってね。
それで、君が気絶している中で、いーっぱいさせてもらったよ」
「っ!!嘘だろ!?」
「本当さ。僕が嘘をつくわけがないだろ?」
それは、それはキレイな営業スマイルで笑った、アンパンマンにバイキンマンは愕然とした。
この腰の痛み、体がダルイのがすべて繋がった。
この原因は全部アンパンマンだったのだ。
コイツ、寝込みを襲った&敵と体の関係を持ったことのWパンチをくらったように
バイキンマンは、また愕然とした。
というか、なぜ犯されてるときに、自分は起きなかったのか・・・
それを考えると、自分はなんて哀れなのだろうかと思って、それさえも腹立たしくなってきた。
「っ・・・寝込みを襲うなんて最低だ・・・」
「そう?でも、それも結構楽しいんだよ?」
コイツは鬼か!
何が正義の味方だ!なんて、腹黒いんだ!!
バイキンマンは、もう一度アンパンマンを睨んだが、当の本人はニヤニヤと笑っているだけだった。
「じゃあ、ここはあれか?パン工場か?」
「うん、そうだね。まあ正確に言うならば、僕の部屋だけど」
「・・・・・・帰る」
「だーめww」
パン工場(アンパンマンの部屋)ということで、ますます帰りたくなり、起き上がろうとしたが
アンパンマンがバイキンマンの馬乗り状態になっており、身動きすらとれない。
「今度は、君がちゃんと起きてるときにしないとね」
「・・・・マジ?」
「うん、マジ」
にっこりと笑ったアンパンマンは、そっとバイキンマンの耳元で
「もう一度しよっか(というかするぞ)」っと命令でいい、アンパンマンはグイっと
バイキンマンの顎をあげて、そっと唇を重ねた。
バイキンマンは、目が点になり「いやだーーーーーーー!!」っと叫んだ。
まあ、そのあとは、アンパンマンに美味しく頂いたわけですが。
END
初アンバイ小説。
アンパンマン腹黒い^^;
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