嫉妬のクリスマス 後編
森へ向かう道で、散々ドキンちゃんの食パンマンに関する自慢話を聞かされいたけど そのことよりも、さっきアンパンマンとうさこの会話が気になって・・・ ほとんど、ドキンちゃんの話してることは聞こえなかった。 「ね、バイキンマン!ちょっと、聞いてるの!?」 「あ!・・・ごめん、ドキンちゃん・・・なんだか、俺様しんどくなったのだ」 「もしかしてスウェット1枚だから風邪でも引いちゃった?? 別に、付いて来なくてよかったのにー」 (・・・付いて来いって言ったのは、ドキンちゃんのほうなのだ) 「何??なんか文句でもあるの?」 「ないのだ」 ドキンちゃんは、ふーんって興味なさそうに言うと、ドキンちゃんはまた 食パンマンの話をしだした。 それは、UFOについてからも同じで・・・。 UFOに乗り込んで、ドキンちゃんはできたたてホヤホヤの食パンを食べながら言った。 「ねードキンちゃん」 「はひよー(何よー?)」 「・・・なんかさー胸が痛くなることってある?」 「ん〜??まあ、あるってことはあるけどー」 「え!?それ、何時!?」 「それはね、食さまのことを考えたりすると痛くなるし 食さまが違う女と話してるだけでも、痛くなるわ」 「・・・・そっか。違う女と話してるだけで痛くなるのかー・・・」 「まあ、そっちの方は嫉妬ね、嫉妬」 「し、嫉妬!!!????」 俺様は、目を見開いて突然UFOのブレーキをかけた。 しかも、だんだん顔が赤くなっていくし・・・。 「ちょっとー!何よ、いきなり、うるさいな!!って、何止まってんのよー」 「あ・・・ゴメンなのだ〜〜〜」 UFOを着陸させて、またバイキン城に戻ると、ドキンちゃんはそそくさに 自分の部屋へと向かったので、俺様も自分の部屋へと向かった。 「〜〜〜っ。何で俺様が、あいつのことを考えないといけないのだ!!!」 ベッドに顔を伏せると、涙が出そうになった。 なんで、涙なんて出るのだ?? 嫉妬・・・なんて、ありえないのだ。 だいたい、アンパンマンとうさこが・・・話しててもいいのだ。 それなのに、なんでそれだけでこんなにも、胸が痛くてイライラするのだ?? 「あ〜〜!!もう嫌なのだ・・・寝るのだ。もう、寝る!!」 クリスマスなんて大嫌いだ。 みんなが浮かれてるだけなのに・・・ 「ふぇ・・・っく・・・きらいなのだぁ・・・」 「なにがー?」 「!!??って・・・・ぎゃーーーーーー!!!!??」 「そんな叫ばないでよ、バイキンマン」 にっこりとキレイな笑みを作りながら、ドアの前で立っていたのは なぜここにいるのかわからないが、アンパンマンだった。 というか、どこから進入したのだ!!?? 俺様はビックリして、ベッドから飛び起きそのまま、窓から飛び出そうとしたら ガッチリと腕をつかまれ、そのままベッドに押し倒された。 「〜〜〜っ・・・なんで、貴様が・・・ここに??」 「さあ、なんででしょーか??」 アンパンマンは、にっこりと笑ってバイキンマンの涙を 舌で舐めた。 「ふぇう・・・っ・・・」 「さっきさ、バイキンマンが町に来てたでしょう?」 「なんでそれを・・・」 「だってさー、スウェット1枚で外に出てる人なんて居ないしね。 君と話そうと思ったんだけど、こっちも商売しててねー。 僕とうさこちゃんが話してるときに、とーっても泣きそうな顔でこっち見てたから 今頃泣いてるのかな?って思って、来ちゃったww」 「そ・・・な・・・・」 「でも、本当に泣いちゃってるなんてね。なんかうれしいな。 菌、僕がうさこちゃんと話してたことで僕にやきもちやいちゃってたでしょ?」 「ち。ちがぁ・・・」 「認めちゃいなよ、ね」 アンパンマンは、やさしく微笑んでそっと俺様にキスをした。 そのキスはだんだん深いものとなり、舌をからめられた。 「んぅ・・・あぅあぁ・・・」 「菌、可愛いよ」 ちゅっと音をたててキスをされた。 俺様は肩で息をしていると、アンパンマンはぎゅっと俺様を抱きしめた。 「本当に、菌の嫉妬ならいつでもしてほしいな」 「な、何をバカなことを!」 「くすっ。だって可愛いんだもん。あ、うさこちゃんとの会話、何を話してたか 教えてあげようか??」 「・・・いやなのだぁ・・・」 少し気にはなったが、あの2人の会話なんて聞きたくないし だいたい、もう終わったことなのだ。 この、鬼畜男は「そう?つまんないなー」っと言いながらもどこか楽しそうで・・・ それがイライラするけど、でも・・・やっぱりこんな笑顔は俺様にしか見せないということが かなりの優越感になっていた。 みみこには絶対に見せない、優しくて時には冷たいけれど・・・ こんなふうに優しいキスはしないだろうし、こんなにまっすぐにはみみこは見ないのだ。 まっすぐ見てくれるのは、俺様だけなのだ。 「・・・あ、そうだ菌にクリスマスプレゼントあげるよ」 「え?」 「これ、売れ残ったパンだけど。・・・ごめんね、こんなものでさ」 アンパンマンは、ラッピングされた出来立てのパンを俺様にくれた。 はじめてもらった、クリスマスプレゼント・・・ それがうれしくて、俺は・・・また涙を流した。 「あり、がとう・・・」 「クス、そんなうれしがる?」 「だってぇ・・・はじめて、クリスマスプレゼントもらったから・・・だから・・・」 「・・・本当に、君にはいつもドキドキさせられるな。」 「ふぇ?」 「ううん。じゃあ後で、これは食べてよ。僕からもプレゼントほしい」 「あ・・・でも、俺様なんにも用意しれないのだ」 「大丈夫、僕のプレゼントは目の前にあるから」 「え・・・それってまさか・・・」 「そう、君だよ」 にっこりと、残酷な笑みを浮かべた男に、一気に血の気の引いた俺は ベッドから下りようとしたが、アンパンマンに後ろから抱き寄せられ 耳の後ろを舐められた。 「んぅぁ!!あぁ・・・う・・・」 「そうだ、菌に言うことあった」 「なぁに??」 はぁはぁっと荒い息をしていると、耳元で低い声で アンパンマンは呟いた。 「みみこちゃんには、こんなことしないんだよ」 「なっ!」 「メリークリスマス、菌・・・」 頬を蒸気させていると、アンパンマンはそのまま俺の下半身へと手をやり スウェットのズボンの上からやんわりと握られた。 「!!!???」 「じゃあ、今から頂きますね」 そうにっこり笑ったあと、俺様はひどいめにあった。 やっぱり、クリスマスはキライだ。 そのころみみこはというと・・・。 「もう!!なんなのよ!!なんで、アンパンマン来ないの!!??」 「みみこちゃん、俺が来たからいいじゃ〜ん」 「黙れ、カバオ!!」 「ごふ!!」 END なんとか書き終わりました^^ 菌の嫉妬話し。クリスマスはとっくに過ぎましたが 今更、このネタは・・・。
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